ツリーフォト・ゾマーについて - 絵画や壁掛け販売｜日本唯一の風景専門店(R)あゆわら

冷戦からの境地 （文章：榎本高行）

二本の木のさまざまな表情が特徴的なアートフォト。

詩のような写真家コメントも魅力的です。

写真家の体験・時代背景が影響して、
このやさしい作品群が生み出された
と感じます。

作者のゾマーさんは、ドイツ人写真家。
1979年から取材活動を開始しました。

当時は東西冷戦のさなか。
AP通信のカメラマンとして、冷戦を見つめます。

東側の取材を許可された数少ない
西側のカメラマンとして活動を続けました。

そのため、冷戦・紛争の無念さを誰よりも
直視しつづける事に。

その活動の中、政治的な対立を続けていた
ソ連のゴルバチョフと東独ホーネッカーの
口づけ挨拶を撮影し、大きな話題を呼びます。

その後、冷戦は終わり、故郷の
ローレライにとどまることが増えます。

平和な日々を過ごす中、自分の生まれ
育った何気ない日常の景色の美しさに
気づきます。

自宅近くの2本の木の美しさ。

それは、世界を駆け回り、紛争を見つめ続けた
ことで見つけたゾマーさんのこころの風景
なのかもしれません。

こだわりの品質

アートフォトはご注文後、一枚一枚
あゆわらにて制作。

技法はジグレー版画というデジタルプリント
技術。

作家の意図した色が忠実に再現される
現在のアートフォト制作では最高峰の
技術の一つです。

作品鑑賞時に写真のゆがみが光の反射で
気にならないよう裏打ちを入れています。

ひもや、石膏ボード用壁側金具など
飾るために必要な部品も付属。

ご購入後に金具が必要になるといった
こともありません。