伝統工芸品をお求めやすく 「やっぱり、「和」の伝統工芸品は落ち着くな〜」 はじめて、絵てぬぐいを見たときにそう感じました。 約1mの大きさで、職人による手染め。 にもかかわらず、価格は1000円台。 「日本の伝統工芸は品質だけでなく、お求め やすさも追求しているんだ。」と感心しました。 技法は、注染(ちゅうせん)。 染料を注ぐ技法です。プリントと異なり、 しっかり染まり、裏表なく柄が鮮やか。 色もあせにくいです。 昔ながらの手染めです。 型を彫り、のりをつけ、染めて、水で洗い、 陽にさらし、しわを伸ばし、切って畳む。 そして、色を変えてその作業を繰り返す、、、 とても手の込んだ作品なんです。 アイロンいらず、手軽できれい 絵てぬぐい専用額縁は、アイロン不要。 手軽できれいに絵てぬぐいを飾れます。 良く水を含んだぞうきんで台板をぬらし、 絵てぬぐいをセット。しわを伸ばして、 額縁に納めれば、完成。 はじめての作業でも5分ほどで完了し、 しわもなく見栄え良く飾れました。 ぬれたてぬぐいが乾きやすいよう 通気性の高い裏板を使用しています。 裏板を留める部分も特殊な形状に なっていて、留めると絵てぬぐいを押し、 しわを伸ばします。 昔から絵てぬぐいを専門に扱う 制作元のオリジナル商品です。 専門業者ならではのくふうが 随所に感じられます。 絵てぬぐいはお求めやすい価格なので、 中身を変えやすいです。 でも、額装作業がたいへんだと交換 しなくなりそう。。。 交換の手軽さは、重要と思います。 また、職人手塗りのあずき色に近い 「ため色」の額と、幅はせまいが厚みの ある形状のフレームはてぬぐいを 映えさせます。長い試行錯誤の末、 この色・形状に決まったそうです。 専用額縁だけでなく、掛け軸のように飾る 「アートフレーム」もあります。 そのほかにも、木目が美しくて、 お求めやすい『てぬぐい専用木目額』も用意。 画びょうやセロテープでそのまま飾るのも 粋かもしれません。 歌舞伎座でも絵てぬぐい 歌舞伎座・松竹座・南座などの歌舞伎劇場。 さらには、江戸東京博物館などのミュージアム ショップ。 日本の伝統を伝えるために、絵てぬぐいが 販売されている場所です。 人々がてぬぐいのよさを忘れかけていた昭和の 時代に「絵てぬぐい」は生まれました。 日本が世界に誇る染めの文化、てぬぐいの 魅力を今も広め続けています。 (文章・榎本高行) |
冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」/葛飾北斎 猫いっぱい/こじましん 型彫り 注染(染め作業) 専用額縁 アートフレーム |
作品一覧 |
・歌舞伎 ・古典・縁起物 ・江戸小紋 ・ねこ ・四季 ・フレーム